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世界中の家電で生きる「タイツウ」のコンデンサー

電気製品に欠かせない電子部品と言えば、蓄電器=コンデンサーだろう。国内外を問わず、多くの電子機器メーカーが採用する“高電圧フィルムコンデンサー”を手掛けるのは、日本の中小企業・タイツウである。数万ボルトの高電圧を要する大画面テレビなどでは、それに見合った電気抵抗を持つコンデンサーも必要となる。そのため、大型のコンデンサーを搭載しなければならないが、当然、機器そのもののスペース上、あまりに大きいコンデンサーは搭載できない。これを解決するのが、高電圧フィルムコンデンサーだ。

「困ったらタイツウへ。」大手が抱える難問を次々に解決

同社の高電圧フィルムコンデンサーは、テレビを生産する大手家電メーカーからの依頼を受けて開発したものだ。この例のように、大手ではどうしても解決できない問題を、タイツウが解決するケースが多い。「技術開発段階から、発注会社と対等な関係を結ぶ」。この横請け構造がタイツウの強みなのだ。